【新事業進出補助金】最大9,000万円の補助金で新規事業後押し!

現在公募中の新事業進出補助金の申請締切が、コラム作成時点で、いよいよ約1か月後に迫ってきました!新市場もしくは高付加価値事業であるということが審査のポイントとなります。

・補助金を活用して新たな事業展開を図りたい
・第一回公募での申請を検討している
という皆さまは、是非お読みいただけると幸いです。

新事業進出補助金とは、その名の通り、新規事業に必要な投資を支援する補助金です。
新事業進出補助金は中小企業等が企業規模の拡大・付加価値向上を通じた生産性向上を図り、賃上げにつなげていくことを 目的としています。

そして、単に企業にとっての新規事業ではダメで、新市場性・高付加価値性のいずれかに合致する事業である必要があります。

今回は、事業再構築補助金にはなかったキーワードである、「新市場性・高付加価値性」について解説します。

新市場・高付加価値事業とは?

今回の審査項目の一つとして記載されているのが、「新規事業の新市場性・高付加価値性」です。

新市場性/高付加価値性のいずれかを満たしていれば、対象事業となります。

逆に言うと、どちらも満たさない場合は対象にならないため、注意が必要です。

この観点は事業再構築補助金ではなかったため、「この点をクリアできそうか?」「満たすために足りない要素/含められる要素は何か?」という視点を持つことも重要です。

新市場性とは?

・前提として、既存事業とは異なる商品・サービスを提供すること
・加えて、社会においても一定程度新規性を有する(一般的な普及度や認知度が低い)ものであること

高付加価値性とは?

・同一のジャンル・分野の中で、当該新製品等が、高水準の高付加価値化・高価格化を図るものであること

つまり、「社会的に見て新規性の高い商品・サービス」又は「自社の強みを活かし、他社と差別化された商品・サービス」を提供する事業であることが求められます。

この点について審査されることが、新事業進出補助金の特徴とも言えるでしょう。

補助金額と補助率

補助率は1/2で、補助金額は以下の通りです。
——–
従業員数  補助上限額 ※()内は賃上げ特例適用時の上限額
~20名  2,500万円(3,000万円)
21~50名 4,000万円(5,000万円)
51~100名 5,500万円(7,000万円)
101名~  7,000万円(9,000万円)
——–
また、申請の最低投資額は1,500万円(補助額750万円)からとなります。

(参考:新事業進出補助金事務局HP

補助対象経費

本補助金では、以下の経費が補助対象となります。
機械装置・システム構築費、建物費、運搬費、技術導入費、知的財産権等関連費、外注費、専門家経費、クラウドサ-ビス利用費、広告宣伝費・販売促進費

建物費については、建設・改修に要する経費が対象であるため、新築も対象となります。

申請締切まで、あとわずか!

公募締切は2025年7月10日(木)18:00です。

事業計画書の作成には、「新市場性」「高付加価値性」はもちろん、新規事業についての説得力ある説明が求められます。

加えて、収支シミュレーションなど、経営全体を見通した計画が必要となります。
ですから、申請準備には、1か月は必要と見ておくべきです。

特に、「自社が対象になるかどうかが分からない」「高付加価値の説明に自信がない」という方は、まずは専門家にご相談ください。

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