補助金活用“知られざるリスク”を知る

補助金活用は事業の成長を後押しする有効手段であり、当社でも補助金の活用を積極的にお薦めしています。

ただし、補助金を活用する場合、実は「ほとんど知られていないリスク」があります。

本コラムではそれについて触れたいと思います。
色々調べてみても、船井総研以外でこのリスクを指摘しているコンサル会社は皆無ではないでしょうか。

しかし、補助金の活用をする上では、そのリスクをしっかりと認識してチャレンジ頂きたいと思います。

今回お伝えしたいリスクとは比較的高額な補助金を活用する場合になります。
昨今最も注目されている成長加速化補助金などは完全に該当します。

それでは、どんなリスクがあるのかをご説明差し上げます。

リスク1:金融機関からの格付けが悪化する!?

例えば、年商10億円の企業が5億円超とか、年商30億円の企業が10億円超のような比較的大型の投資をする時にそれを借入で賄う場合、借入した結果、借入比率や自己資本比率等は確実に悪くなるでしょう。

もちろん、数年後以降は投資に対する売上利益UPが見込まれるでしょうから、投資採算は適切だったとしても、短期的な金融機関からの格付けは確実に悪化すると認識しておいた方が良いです。

金融機関が大型融資を提案する時や融資を実行した後もそのことを口外することはありません。

融資を受けた企業は知らず知らずのうちに格付けが下がっているという状態です。

大型融資を上手く引き出せて、かつ、補助金も採択されて喜んでいる一方で、実は自社の格付けが下がっているリスクがある訳です。

リスク2:その後の融資条件が厳しくなる!?

金融機関からの格付けが悪化すると、その後の融資条件が厳しくなります。

具体的には、
・融資限度額が下がる
・金利が上がる
・返済期間が短くなる 等。

それまでスムーズに融資を受けていたのに、知らない間に厳しくなってくるのです。

金融機関からは「昨今の金利市場により・・・」とかの説明を受けるかもしれませんが、それを真に受けない方が良いかもしれません。

「ウチは金融機関と上手くやっているから大丈夫!」と自信のある経営者ほど「上手くやられている…」とも言えます。
もちろん断言はできませんが、そのようなリスクがあることを認識しておいて損はないでしょう。

リスク3:その後の成長が鈍化する!?

その後の投資をしないならば、あるいは、融資も受けないならば、影響度は少ないでしょう。

しかし、本当の成長企業になるには継続的で積極的な投資が不可欠です。
そう思った時に、上記の影響を受けて、その後の投資がままならない・・・というリスクがあります。成長力が鈍化するという形になります。

成長しようと思って大型投資に踏み切った挙句、結果として成長が鈍化するという悪循環だけは避けたいものです。

必ず行うべき対応策:では、どんな対策が必要か?

リスクを色々とお伝えしてきましたが、リスクをお伝えするだけでは我々船井総研らしくありません。

もちろん、効果的な対応策があります。

それは以下のフローです。

  • 客観的にリスクの認識をする(「ウチの会社にそんなリスクはない!」と思わない)
  • “補助金申請前に”「中期事業計画表」とそれに連動した「中期BS計画表」を作成する
  • 並行して「BSリスクチェック表」を作成する
  • 上記②③を“補助金申請前に”金融機関に提出する
  • これらを基に金融機関と協議する

当社では、補助金に精通したコンサルタントと財務に精通したコンサルタントが連携し、申請を検討している企業のリスクを最大限考慮したコンサルティングを提供しています。

無料相談をお受けしておりますので、お気軽にご予約ください。



最後に、ご案内です。2026年3月6日に「補助金活用“知られざるリスク”」と題してセミナーを企画させて頂きました。

特に、今後、補助金を活用される企業は是非ご参加ください。船井総研では、補助金活用を積極的にお薦めしていますが、“知られざるリスク”をしっかりとお伝えして経営効率を上げて頂きたく思っております。

補助金活用お役立ちレポート無料ダウンロード