新製品開発・海外展開を後押し!ものづくり補助金22次公募情報【最大4,000万円】
ものづくり補助金は、中小企業の新製品・新サービス開発、海外展開を支援する代表的な補助金です。
生産性向上・競争力強化を目的に、革新的な取り組みを後押ししてきました。
すでに公募回数は22回目を迎え、補助金活用を検討する企業には“定番”とも言える存在です。
本日は、22次公募のスケジュールや概要に加え、最近の採択傾向や今から始めるべき準備ポイントをわかりやすく解説します。
設備投資による「新製品開発」「生産性向上」「海外展開」を検討中の企業は、ぜひ参考にしてください。
ものづくり補助金<22次公募>概要
☑ 製品・サービス高付加価値化枠
・補助上限額:2,500万円(※賃上げ特例適用時3,500万円)
・補助率:中小企業1/2、小規模事業者等2/3
・対象:自社の技術力を活かした革新的な新製品・新サービス開発
☑ グローバル枠
・補助上限額:3,000万円(※賃上げ特例適用時4,000万円)
・補助率:中小企業1/2、小規模事業者等2/3
・対象:海外需要開拓を行う事業
※最低賃金引上げに取り組む場合は、補助率が中小企業でも2/3に引き上げられます。
<スケジュール>
公募開始日:2025年10月24日(金)
申請締切日:2026年1月30日(金)17:00【厳守】
採択結果から読み解く最近の傾向
20次公募: 採択件数 825件/2,453件(採択率33.6%)
19次公募: 採択件数 1,698件/5,336件(採択率31.8%)
申請者数は大幅に減少し、採択率はやや上昇傾向にあります。
これは「とりあえず申請しておこう」という企業が減り、“本気で成長投資に取り組む企業”が残っていることを示しています。
近年は「賃上げ」「事業継続力」「GX・DX要素」などが重要視されており、単なる設備導入ではなく、経営戦略の中に補助事業をどう位置づけるかが採否を左右しています。
つまり、競争率30%台の中で採択を勝ち取るには・・・
つまり、競争率30%台の中で採択を勝ち取るには
「なぜ今この投資を行うのか」
「どんな成長ストーリーがあるのか」
「実現可能性をどう証明するか」
を明確に示すことが重要です。
採択事例から見る活用ケース
20次公募の採択事例をいくつかご紹介します。
【製造業】包装ラインの可視化・省人化による生産性向上
【製造業】海外輸出拡大に向けたAI営業支援とブランド強化
【建設業】現場と管理を一体化する建設業DX変革計画
【不動産業】AI接客と自動物件提案による仲介業のDX化
【宿泊業】AIコンシェルジュを用いた宿泊DXと地域観光の強化
【警備業】AI監視システム開発による人手不足解消
【動物病院】訪問診療で高齢化問題に取り組む新サービス開発
【自動車整備業】アライメント調整サービス導入による高付加価値化
【歯科医院】重度歯周病・歯列不正を短期間で治す新治療体制開発
【士業】概念学習を活用した士業のAI化による業務効率化
これらの事例から分かるのは、 単なる設備更新ではなく、DX・高付加価値化・人手不足解消など、明確な経営課題解決を目的とした投資が評価されているということです。
また、製造業に限らず多数の業種で採択されていることもお判りいただけると思います。
採択に向けた準備の流れ
申請締切まで約2か月半。
準備には想像以上の時間がかかります。
いま動き出すことが、採択率を高める最大のポイントです。
ステップ1)事業計画の整理
・設備投資がどのように成長・生産性向上につながるかを明確化
・経営陣で優先順位を整理し、投資意義を言語化
ステップ2)専門家への相談・見積もり取得
・複雑な計画書作成や初申請の企業は、補助金専門家への早期相談が有効
・投資対象の見積もりも早めに取得し、金額・仕様の整合性を確認(申請時の提出は不要)
ステップ3)必要書類のチェック
・事業計画書や決算書などの不備や漏れを事前確認
・余裕を持って事業計画書をブラッシュアップすることが成功のカギ
まとめ:早めの準備が採択への第一歩
ものづくり補助金22次公募においては、「経営戦略と一体化した投資」であるかどうかが補助金採択に向けた審査における評価の分かれ目です。
補助要件を踏まえた事業計画づくりと、投資目的の明確化が欠かせません。
余裕を持って準備を進めることで、採択の可能性は確実に高まります。
「要件合致の確認」「成長ストーリーの構築」を早期に進め、
ぜひ補助金コンサルタントへご相談ください。






