赤字決算・債務超過でも諦めない!成長加速化補助金に申請するための財務改善計画 

赤字企業も成長加速化補助金の採択可能性はあるか

補助金は黒字企業の方が採択されやすい傾向があります。赤字や債務超過の企業の場合、審査で不利になることは否めません。 

ただし、申請自体が制限されているわけではなく、状況次第では十分に採択される可能性があります。重要なのは、補助金を使って事業をどう立て直し、成長させるのかという計画を示すことです。 

現状だけで諦める必要はなく、むしろ再起のきっかけとして補助金を活用できるケースもあるのです。 

赤字企業が成長加速化補助金を通すための必須条件

赤字、債務超過の企業の場合、事業を遂行できる財務的な能力があるかどうかが重要なポイントになります。 

補助金申請後の審査において、「自己資金が無い」、「金融機関から調達することも難しい」と判断されてしまうと採択確率は大きく低下してしまいます。 

このため、申請前に金融機関と資金調達に関する相談を行っておくことが大切です。 

赤字企業がやってはいけない申請NGパターン

「自己資金が無い」、「金融機関から調達することも難しい」といった事業を遂行できる財務的な能力に乏しいことが審査員に伝わってしまうような記載を事業計画書に書いてしまうと採択確率は大きく下がります。 

このため、事業計画書に資金調達が万全ではないといった不安要素を記載しないよう注意することが大切です。 

財務改善計画の作成と補助金申請後の資金繰り対策

成長加速化補助金の最も重要なことは、投資によって業績を加速的に成長させ大幅に利益を増加させることのできる、実現可能性の高い事業計画を作ることです。 

現在、赤字、債務超過である中小企業の場合、赤字から黒字に転換して利益を生み出す計画を作成することが不可欠です。そのためには、赤字である原因を特定し、改善する施策を織り込むことも大切です。 

そのうえで、「補助金が採択されれば、金融機関から融資を受けられる内諾を得ている」のが理想です。資金調達の目途が立っていれば、財務状況が悪くても、事業遂行の見込は高くなり、採択されることも不可能ではなくなります。 

具体的な財務改善方法や補助金申請後の資金繰り対策について、申請前に金融機関や財務コンサルへ相談し、解決方法を明確にしておいた方がいいでしょう。 

金融機関の支援を取り付ける重要性

上述の通り、赤字企業が補助金に採択されるポイントは、事業を遂行できる財務的な能力が備わっているかどうかです。どれだけ魅力のある事業計画を作成しても、足元の財務力が実現を裏付けるものでなければ補助金の採択確率は大幅に低くなります。 

このため、加速化補助金の審査過程では書類審査だけではなくプレゼン審査により申請企業の実行力について厳格な審査が行われます。プレゼン審査の際、金融機関の担当者が同席し、資金面の全面的な支援を約束していることについて説明をすると審査において加点されます。 
つまり金融機関の支援が決まっておらず、プレゼン審査に金融機関の担当者が同席しない場合は審査得点が下がり、採択の確率が大きく下がります。 

上記のような理由から、金融機関の全面的な支援を補助金申請前に取り付けておくことが大切です。 

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