
採択結果速報!省力化投資補助金(一般型)第一回の採択率は…
経営者の皆さまから注目を集めている「省力化投資補助金(一般型)」第1回公募の採択結果が公表されました。
なんと、採択率は約69%!
製造業や建設業を中心に、全国で1,240件が採択されています。
お蔭さまで、当社が支援した企業様は採択率100%とすべて採択されました当社が支援した企業の採択率も100%という結果になりました。
すでに第3回公募の開始も目前に迫っており、締切は8月下旬の見込みです。
今回は、第一回採択結果から見えてきた傾向や、これから申請を検討する企業様向けに押さえるべきポイントをまとめました。自社で活用できそうかどうか、判断する材料としてぜひご活用ください。
採択結果のポイント
採択率は約69%と高水準
昨今のものづくり補助金や事業再構築補助金の採択率は25〜35%前後です。こちらと比較すると、かなり高い採択率と言えるでしょう。
昨年開始した大規模成長投資補助金に至っては、採択率は14%前後です。
省力化投資補助金と同程度の採択率の補助金で言うと、IT導入補助金が近い水準として挙げられます。
つまり、「活用しやすい補助金」といえるでしょう。
このように採択率が高くなった理由として、申請企業の事業内容が補助事業として適していたという点に加え、政府が「省力化」を強く推進している姿勢が表れていると考えられます。
(※詳しくはこちらのコラムでも解説しています)
製造業・建設業が中心、でも他業種も可能性あり

(出典:独立行政法人 中小企業基盤整備機構「中小企業省力化投資補助事業一般型公募(第1回) 採択結果について」)
採択企業の約6割が製造業、1割が建設業です。
ただし、卸売業・宿泊業など幅広い業種も含まれており、3割以上が非製造業です。
「自社も対象になり得るかも」と感じていただいてOKです。
地域差は少なく、内容重視の傾向

(出典:独立行政法人 中小企業基盤整備機構「中小企業省力化投資補助事業一般型公募(第1回) 採択結果について」)
採択企業は全47都道府県に分布しています。
特に多いのは大阪・愛知・東京ですが、地方でもしっかり採択されています。
つまり、重要なのは「補助事業の内容」です。
採択された事業計画書名に頻出するキーワードとは?
採択事業の事業計画書では、以下のキーワードが目立ちます。
省力 自動化 効率化 生産性 DX ロボット

(ユーザーローカル テキストマイニングツール( https://textmining.userlocal.jp/ )による分析)
採択されているのは、
・オーダーメイド性の高い設備を導入して省人化
・一連の業務プロセスを丸ごと自動化
・複数の汎用設備を組み合わせて効果を最大化
のいずれかにより、高い省力化効果が見込まれる事業です。
省力化投資補助金は、「人が足りないから止まる・伸びない」というような企業にとって、事業成長のボトルネックを解消できる実効性の高い制度です。
攻めの経営をしたい中小企業にとって、昨今の補助金と比較しても採択可能性が高く、極めて実用的かつ戦略的な補助金といえるでしょう。
次回公募は6月中旬開始、8月下旬締切予定
事務局発表のスケジュールでは、第3回公募が6月中旬に開始予定、8月下旬に締切となります。
第一回採択結果が出たことで、今後は内容の質が一層問われる可能性が高いです。
今からの準備(設備見積・事業計画書の作成など)が、採択率アップの鍵を握ります!
では改めて、省力化投資補助金を活用する意味や効果について確認しましょう。
省力化投資補助金で得られる6つの効果
人手不足への即効性ある対応
自動化により、既存業務プロセスを刷新し、少人数でも業務が回る体制に!
自動化・省人化設備の導入により、少人数でも業務が回る体制を構築できます。
特に、作業負担の重い工程や定型的な反復作業を機械化することで、社員の労働負担が軽減されます。
生産性の向上
作業の効率化・品質安定・無駄の削減によりコスト減に直結。
製造業であれば機械設備の自動化によって、稼働効率が上がり、生産スピードや品質が安定します。
建設・運輸・物流業などでは、IoTやAIを活用した最適化によって、無駄な作業や移動を削減できます。
人件費コストの抑制
将来的な人件費増加リスクを軽減。
ヒトを増やす代わりに、機械やITで補完する体制を構築でき、将来的な人件費の上昇リスクを回避できます。
働き方改革・離職率の低下
重労働の軽減で職場環境が改善、採用力も強化。
単純作業の自動化や重労働の軽減により、職場環境の改善が図れます。
若手や女性が働きやすい現場づくりにもつながり、離職率の低下や採用力強化に寄与します。
他の補助金との併用効果
IT導入補助金・新事業進出補助金と組み合わせて、より大きな投資が可能。
注:同一の補助対象経費は対象外
補助上限額の高さ
最大1億円まで対応可能で、大型投資にも有効。活用メリットが高いです。
今のうちにやるべきこと
まず、自社の“省力化ニーズ”を洗い出して、ボトルネックや改善したい工程を整理しましょう。
次に、導入候補の技術・設備を仮設定です。当社では、どんな機械・ICT・ロボットが適しているか、構想を立てる段階から支援可能です。
さらに、導入後の業務オペレーションを想定してください。こちらに関しても、当社にて、省力化効果がある技術・設備を導入し、生産性が高まる業務オペレーションへ刷新を検討することが可能です。
補助金が活用できるかどうか、補助金申請サポート会社に相談することも重要です。自社に合った補助金の活用可能性、申請戦略、省力化アイデアのブラッシュアップなど、専門家と一緒に進めるのがおすすめです。
相談受付中
「自社で活用できそうかわからない」「何から始めればよいかわからない」
そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。
準備を始めるなら、今がベストタイミングです。