ものづくり補助金18次公募開始。大型投資にチャンス到来!

18次ものづくり補助金の公募が開始されました。

「令和5年度補正予算に基づく公募については、本公募で終了」と公募に記載されていることから、今年申請可能なものづくり補助金として、最後のチャンスとなる可能性もあります。

今回は、18次ものづくり補助金の概要やものづくり補助金がもたらすメリット、活用イメージ等、具体的に掘り下げます。
補助金の中身を知り、どのように活用できるかを理解することで、今後のビジネス展開の可能性を探りましょう。

事業再構築補助金の公募を待っている企業様も、ものづくり補助金で申請できる可能性があります。設備投資を検討中の中小企業経営者や担当者の方々はぜひ最後までご覧ください!

◆18次ものづくり補助金とは?

17次では「省力化(オーダーメイド)枠」のみでしたが、18次では、「製品・サービス高付加価値化枠」と「グローバル枠」も申請が可能となりました。

改めて、概要をみていきます。

1)申請締切

18次公募:2024年3月27日(水)17:00まで
(17次公募:2024年3月1日(金)17:00まで)

2)申請枠

省力化(オーダーメイド)枠
・対象:人手不足の解消に向けて、デジタル技術等を活用した専用設備(オーダーメイド設備)の導入等により、革新的な生産プロセス・サービス提供方法の効率化・高度化を図る取り組みに必要な設備・システム投資等
・補助上限額:8,000万円(1億円)

製品・サービス高付加価値化枠 ★追加
以下の2つの類型(申請コース)に分かれています。
【通常類型】
・対象:革新的な製品・サービス開発の取組みに必要な設備・システム投資等
・補助上限額:1,250万円(2,250万円※)

【成長分野進出類型】
・対象:今後成長が見込まれる分野(DX・GX)に資する革新的な製品・サービス開発※の取組みに必要な設備・システム投資等
・補助上限額:2,500万円(3,500万円※)
本枠は、新製品や新サービスなどの顧客に新たな価値を提供することが求められます。
同業の中小企業で相当程度普及している製品・サービスはNGとなり、 生産性の向上だけでは申請はできない点に注意です。

グローバル枠 ★追加
・対象:海外事業を実施し、国内の生産性を高める取組みに必要な設備・システム投資等
・補助上限額:3,000万円(4,000万円※)

※大幅な賃上げに取り組む事業者には、100万円~2,000万円を上記各枠の補助上限に上乗せ

◆18次ものづくり補助金を活用するメリット

メリット1:設備投資のリスクヘッジが出来る!

中小企業にとって設備投資は大きな財務リスクを伴います。補助金を利用することで、そのリスクを軽減し、より大胆な投資や新しい技術の導入が可能になります。
これにより、企業は財務的な安定性を保ちながら、成長のための重要な一歩を踏み出すことができます。

メリット2:省力化に取り組める!

人手不足は多くの中小企業が直面する大きな課題です。
18次ものづくり補助金を利用して、省力化技術や自動化機械を導入することにより、この課題に対処することができます。
例えば、製造ラインの自動化、または事務作業のデジタル化など、作業の効率化を図ることが可能です。これにより、人件費の削減と生産性の向上を実現できます。

メリット3:新製品・新サービス開発に使える!

18次では製品・サービス高付加価値化枠があり、多くの業種で活用が可能な枠となります。
新製品開発、新サービス開発に取り組もうとされている企業には追い風となっています。 

◆補助金を活用すべき企業とは

18次ものづくり補助金の活用は、特に以下のような企業に適しています。

1)人手不足の課題に直面している企業

人手不足のため省力化・省人化への対応が必要な企業は、AIやIoT技術を活用した自動化技術を導入することで、人材不足の問題を軽減し、より効率的に業務を進めることができます。
自動化により、従業員の作業負担を軽減し、より価値の高い業務にリソースを集中させることが可能になります。

2)生産性を改善したい企業

生産性の向上が求められる企業は、最新の設備や技術を導入し、競争力を高めることができます。これにより、効率的な生産プロセスを実現し、コスト削減や製品品質の向上を図ることが可能です。

3)新たな事業分野・新サービスを検討している企業

既存事業やこれまでと同じサービス内容だけで、今後事業を継続していくことが難しい中、新たに新事業や新サービス開発を行っている企業も多いです。
設備投資費だけでなく、原材料費も補助対象となるため、リスクをより少ない形で新製品に挑戦することが可能となります。 

◆ものづくり補助金の活用イメージ

18次ものづくり補助金の活用イメージをお伝えします。

1)<総合工事業>最新型設備導入によるICT施工技術の確立及び新市場の開拓

担い手不足や高齢化が進む中、資材価格の高騰など、生産性向上が待ったなしの状態。
新設備を導入することで、施工現場でのオペレーションの負担軽減、作業人員の省人化を図り、余剰時間・人員を市場開拓に投資し、工事受注に繋げる。

2)<製造業>新設備導入により高耐久性製品の新開発

自社の商品はこれまで屋内使用が前提の商品であり、業界的にも多くの企業が屋内向け製品を生産している。
その中で、屋外でも使用できる高耐久性製品の需要を受け、補助金を活用して設備を導入し、新製品開発を行った。

3)<印刷業>プリント工程において、高効率・高品質の生産工程を構築

生産性低下と人員不足の中で、手作業工程では作業者の力加減に個人差があり、力が弱いとインクが厚くなるため、インク代のムダ、コスト高、品質のばらつきにもつながっていた。
熟練者の技術力を数値化し、導入設備において開発を実施し、高効率・高品質の生産工程を実現した。

上記はあくまでイメージ事例です。
もし今、設備導入やシステム導入を検討しているならば、ものづくり補助金が活用できるかを一度検討するためにも、当社までご相談ください。

今回公募が開始された「18次ものづくり補助金」は、事業再構築補助金の公募が開始されていない現時点において、多くの企業が申請できる補助金であり、使い勝手も良い補助金です。

既に様々な企業様からお問い合わせを頂き、関心度の高い補助金となります。

・補助金のことはよくわからないが話を聞いてみたい方
・今考えている事業やサービスが本補助金に該当するかを一緒に考えてほしい

などのご要望がございましたら、是非一度ご連絡頂けますと幸いです。

皆様が補助金を活用し、さらなる展開をしていく後押しをぜひともさせてください!

【無料レポート】ものづくり補助金18次の概要解説&採択のポイント

◆レポート目次
1.18次・17次ものづくり補助金について
2.省力化(オーダーメイド)枠+活用事例
3.製品・サービス高付加価値枠+採択事例
 ①通常類型
 ②成長分野進出類型(DX・GX)
4.グローバル枠+採択事例
5.大幅賃上げに係る補助率上限引き上げ特例の拡充
6.その他の注意点
7.今対応すべきこと

ものづくり補助金は、17次・18次ともに3月に申請期限を迎えます
まずこちらのレポートをお読みいただき、投資予定がある場合はお早めにご相談ください。

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