東京躍進設備補助金の魅力と採択率を高めるポイント
東京都の「躍進的な事業推進のための設備投資支援事業」(通称:躍進設備)の第6回までの公募が行われています。
こちらの補助金は前身のものも含めてこれからも継続して公募が行われると想定されます。
躍進設備補助金に関し、あまり知らない方のために、この補助金の魅力的なポイントをご紹介します。
躍進設備補助金の魅力
・補助上限額と補助率がともに大きい(上限額1億円、補助率3分の2など)。
・申請資格のハードルが低い(売上減少や賃上げ等の要件がない)。
・東京都に本社があれば、設置場所が東京近県(神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県)でも対象となる。
・同一企業で何回でも申請でき、採択もされる。
・従業員数が少なくても、上限額1億円が狙える。
・補助事業の実施期間が1年半と長い
このように魅力的で人気が高い補助金ですが、やや狭き門となっており、昨年度の採択率は【18.8%】でした。これは、他の中小企業向けの有名な補助金(ものづくり補助金や事業再構築補助金)の半分以下です。
実は、この補助金は当社が得意とする補助金のひとつで、申請企業における採択率100%の回もありました。
採択率を高めるためのコツ
この補助金には、1次審査(書類審査)の後に2次審査(面接)があります。
公表されていませんが、2次審査(面接)で不採択となったという話をよく聞きます。そこで、今回は面接のコツをご紹介します。
面接で一番大事なことは、「面接官の質問に答えるだけで終わらせない」ということです。
なぜなら、面接官の質問は通常、「聞かれたくないこと」、つまりウィークポイントを突いたものの連続になりがちだからです。面接官の質問に答えるだけで終わってしまったら、自社のウィークポイントについての話題に終始してしまいます。
そうならないためには、「申請書には書いていないけれど、面接官の興味を引きそうな話」をいくつか用意しておきましょう。
話の流れで、その話が使えそうになったらすかさず持ち出します。すると、おそらくそれに関する質問が面接官から来るでしょう。このように、面接にも対策を行っていくことが重要です。