ものづくり補助金の活用方法
今回は、「ものづくり補助金の活用方法」についてご紹介させていただきます。
ものづくり補助金とは
「ものづくり補助金」は、正式名称を「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」といいます。
その名称からわかるように、製造業だけでなく、商業やサービス業も対象に含まれています。
実際に補助金の公募要領に記載されている補助対象者として、中小企業者は以下のように定められています。この表からも、多くの業種の中小企業に活用機会があることがわかります。
(出典)ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金公募要領2.0版 令和5年9月)
補助金の活用ポイント
(1) 最新デジタル技術導入の生産性改善
AI活用、IoT、ロボット化・自動化といった、いわゆるDXの最先端の技術は、競争力を高めるための必須項目です。しかしこれらの導入は高額なコストを必要とします。
ここでものづくり補助金が役立ちます。
これらを活用することで、新たなサービス開発、技術研究、またはプロセスの開発を促進することができ、サービス・製品の品質を改善し、効率を向上させ、競争力を強化することが可能です。
(2) 地域雇用の創出
補助金を利用するには、新規事業参入や生産・営業規模の拡大が要件となります。そのため、新たな雇用機会を創出し、地域経済を強化することも成果として期待できます。
これにより、新たな人財を確保し、会社の成長を後押しすることができます。
(3) ビジネスリスクの軽減
新サービス・製品の開発や新市場への進出は、必ずしも成功するとは限らず、リスクが伴います。補助金はそのリスクを軽減し、企業が新しい機会を追求するのを助けます。
補助金を活用することで、大胆な試みを支援し、失敗した場合の影響を緩和することができます。
以上のように、ものづくり補助金を活用することで、アイディアのみだった計画や、投資の見積だけをとってあきらめていた事業を進めることが可能になります。
これからは、現状維持で生き残るのは難しくなっており、積極的に事業成長に投資をしていく必要があります。
ものづくり補助金についてより詳細を知りたいという方は、こちらのレポートをダウンロードしてください。